システムトレードと逆の考えが、裁量トレード。これはトレーダーの主観で判断(裁量で)して取引すること。こちらの方はトレーダーの才能がものを言います。
天賦の才能があるトレーダーであれば、システムトレードは必要でないかもしれないですね。
天賦の才能に恵まれていない一般の人(私を含めて)は、 裁量トレードで勝ち続けるのは難しいのではないでしょうか。
ではシステムトレードではどのような利点があるのでしょう?
事前に確認ができる
ルールを事前に決めているので、過去の価格チャートにルールどおりにトレードをしたときに結果がどうなるかを確認して、ルールの正しかどうかを事前に確認をすることができます。これをバックテストと言います。事前に確認できるって大きなことじゃないですか?
FX口座を作って、お金を入金して、何も知らず、「とりあえず、買ってみた、売ってみた」では、まるで丁半博打をやっているみたいなものです。
大切なお金を運用するのですから、事前に十分確認したいでしょう?
作ったルールが儲からない、損をするぞって時にはルールを修正し、儲かるルールができるまで取引を行いません。
なので無駄にお金を使ってしまうことも避けられます。
自動取引が可能
システムトレードはルールに従って取引するだけなので、取引に人間が張り付いてなくても大丈夫です。パソコン自動的にやらせることができます。自動取引ができちゃうということですね。
裁量トレードでは自動取引は普通無理でしょう。
困ったこと というか、気をつけなきゃいけないこと
バックテストでは儲けを出せても、それは過去の話。これから未来も同じように行くとは限りません。
まあ、 過去と同じような状態が続いていくことが多いので、それを期待するのですけれども、必ずしもそうではないこともあります。
こういう時は、いつそのシステムトレードのルールの適用を諦めるかという判断をしなければいけないです。
これは、何かの基準にあてはめて客観的に判断できるというものではありません。運用する人の主観が入ってしまいます。やっぱ、システムトレードでも主観、判断は必要になります。
宣伝文句によくある「ほったらかし」ではダメなんですよ。
プロが作ったシステムトレードでも
自動売買のシステムですが、お金を払えば買うことはできます。FX取引会社が用意したルールを組み合わせて選択するだけでできるのもあります。
けれども、これらのように他人が作ったシステムというのは、その中身はブラックボックスです。
ブラックボックスで中身がわからないものを、「ここは耐えていいのか、それとも諦めるべきなのか」判断しろと言われてもなかなか難しいものがあります。
プロが作った自動売買システムは優秀なのでしょうけれども、こういう判断がそのそうできるものではないというところが困ったものです。
なかには、本当に大丈夫なの?! ってのもありますしね。
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