特に、リピートトレードがポイント還元の条件の場合は気をつけたほうがいいと思います。
FPを持っていることもあり、たまに聞かれることなので、今日は、ポイントサイトのポイントを稼ぐためだけに、FX口座を開設することについて考えてみます。
ポイントサイトでのFX口座開設の一例
下の画像が一例です。ちなみに35000ポイントというのは、銀行振込の金額に換算するとこのサイトでは17500円に相当します。
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| ポイントサイトでのFX口座開設の一例 |
さて、17500円をもらうための条件ですが、
口座開設から3ヶ月以内に所定の条件を満たすトレードをしなければなりません。この例では以下の２つの条件を満たすことが必要です。
１．トラッキングトレードを合計10営業日（240時間）以上運用
２．トラッキングトレードにて新規合計60万通貨以上の取引
ここではリピート系のトラッキングトレードというものをしなければいけないようです。
条件クリアは厳しい
１．営業時間をクリアすることはなんとかなるとして、２．新規合計60万通貨以上というのはかなり厳しい条件です。リピート系というのは、思った方向とは違う方向に相場が進んだ場合、ナンピンを繰り返して雪だるま式に増える含み損に耐える必要があります。
どれだけの回数取引が必要なのか具体的に考えてみましょう
1万通貨単位で繰り返すのは、個人の資金ではとても難しいと思うので、1000通貨単位で取引を行うことを考えてみましょう。60万通貨以上ということは1000通貨単位の取引で、600回の取引が必要になります。
これを3ヶ月で達成しなければいけないので、土日を除いた営業にするで考えると、 おおよそ60日で600回の取引です。1日あたり10回の取引を行わなければなりません。
リピートの幅を広げると、これだけの回数は稼げないので、リピートの 幅を狭くして回数を稼ぐのか、 取引をするパターン(通貨ペアや)を増やして回数を稼ぐ必要があります。 そのためには結局建玉の数が増え、相場が逆行をした時の雪だるま式に増える含み損に耐えなければなりません。
回数をこなすための取引量は? 含み損はどうなの?
1日あたり10回の取引を達成するためにリピートの間隔を20pipsの取引1組では無理でしょう。2組の取引を行うとして、例えば5円幅で逆行した場合には、
1組あたり25個のポジション(1000通貨単位で25000通貨単位分)があり、62500円の含み損となります。2組の取引がともに同じ状態になると125000円の含み損です。
もし10円逆行したら、ポジションは50個、含み損は1組あたりで25万円、2組とも沈むと50万円の含み損です。これくらいの沈みを覚悟するためには、初期に100万円くらいないと安心できません。
慣れていないとかなり苦しい戦いとなると思います。
もちろん、相場がはじめの値に戻るまで耐えればよいのですが、途中で諦めれば巨額損失が確定します。たった、17500円ポッチのポイントを稼ぐために取れるリスク(危険)なのかなと考えるととてもそうとは思えないですね。
まとめ
これから、FXを初めて、条件に合う取引を始めようというときには、ポイントサイト経由でFX口座を解説することは良いのですが、FXをやる気もないのにポイントだけに惹かれてFX口座開設をするのはやめたほうがいいです。まあ、取引条件が1度だけというなら、損失もその範囲で収まりますので、良いかもしれませんが、特にリピート系のFX口座開設は逃げるに逃げられない状態になるので避けるほうが無難ですよ。
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