2021/12/02

リピートトレードの間隔と利益について

 リピートトレードをすると、リピートをする間隔と利益の関係はどうなんだろうと思いませんか?



間隔を狭くすると、すぐに利益確定ができるので、トレードの回数も増えて利益が増加すると思います。

でも、間隔を狭くするということは、その分たくさんのポジションを持ち続ける必要がありますから、それだけ多くの資金が必要ということになりますね。


それから、そもそも間隔をどのくらいの間隔で設定すれば幾らくらい利益がでるのか知りたくないですか?


メタトレーダーでEAを作って、それでリピートトレードをしているので、条件を変えてバックテストができてしまいます。


リピート間隔と収益(GBP/JPY)

下のグラフはGBP/JPYのリピートトレードを間隔を変えた場合にゲットできる利益の変化です。

リピートの間隔は10~100pipsで試してみました。

期間は 2021.1.1~2021.10.31の10ヶ月です。

GBP/JPYのリピート買い 間隔と利益の関係

このように、たしかに、間隔を狭くすれば多くの利益が得られますが、その分ポジションが増えるので逆行したときの含み損に耐えられるよう多くの資金が必要になってしまいます。

必要資金(*1)に対する利益額の割合をリピート間隔を変えて計算してみると、下のようになりました。リピート値幅が15pipsの時に特異的に良くなっていますが、ほかは殆ど変わりません。リピート間隔を狭くすると少ない値幅の値動きも収益化できるので効率よく稼げるように思いますが、そうでもなくて、間隔が狭いほうが有利というわけではないようです。

むしろ、リピート間隔が60pips以上のほうが資金効率(*2)は良いように見えます。


GBP/JPY リピートの間隔と必要資金に対する利益率



今、行なっているGBP/JPYは25pips間隔なので、10ヶ月で771回の利食いをしました。利益にして192,750円の利益ですから、1ヶ月で20000円弱の儲けがでそうだと期待しています。(ただし、必要資金は125万円ですよ。)



リピート間隔と収益(EUR/JPY)

おなじようにEUR/JPYのリピートトレードも確認してみました。

リピート間隔と収益(EUR/JPY)

20pipsでは10ヶ月間で483回。96600円の利益になりました。1ヶ月で平均1万円くらいの利益になりますかね。


EUR/JPY リピートの間隔と必要資金に対する利益率

EUR/JPYもGBP/JPYと同じように、リピート間隔を狭くしても、資金効率が高くなるということは無いようですね。


リピート間隔と収益(AUD/JPY)

さらにさらにAUD/JPYのリピートトレードも確認してみました。

リピート間隔と収益(AUD/JPY)

20pipsでは10ヶ月間で509回。101800円の利益になりました。なんとEUR/JPYより利益が少し多いです。まあ、五十歩百歩かと思いますが、ユーロに比べて安いのに短期間でよく動くののですね。とりあえが、1ヶ月で平均1万円くらいの利益と把握しておけばよいでしょうか。


AUD/JPY リピートの間隔と必要資金に対する利益率

AUD/JPYも同じように、リピート間隔を狭くしても、資金効率が高くなるということは無いようですね。むしろ間隔が広いほうが必要資金に対する利益率が僅かに良くなっていますね。

他の通貨ペアも確認してみましたが、リピート間隔を変えても資金効率はあまり変わりませんでした。


まとめ

20pips間隔でAUD/JPY、EUR/JPYは1ヶ月約1万円。GBP/JPYは25pips間隔で1ヶ月約2万円の利益が期待できるのではないでしょうか?

リピート間隔の間隔を狭くすると得られる利益は大きくなりますが必要資金も増えます。必要資金に対する利益率はリピート間隔を狭くしてもあまり変わりませんでした。

使える資金が多くなると、間隔を狭くして収益アップを目指すというポジション調整のように利用するのが良いかもしれませんね。






2021/12/07加筆

  • *1 必要資金は、期間中の値幅いっぱいにボジションを持って、含み損が最悪になったときに、レバレッジ20倍の証拠金で維持できる額としています。
  • *2 必要資金は、全期間の価格変動幅に大きく依存します。変動幅が大きいと多くのポジションが必要となりますから、含み損も多額になるし、証拠金も多く必要です。なので全期間(長期)の価格変動幅が大きいと必要資金に対する利益率は下がります。





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